先日のことである・・・
高校野球の応援なんつ~もんに行ってきた・・・
おかげで日に焼けて・・・赤鼻のトナカイになってしもた・・・
じつにカッコ悪いのである・・・
母校の応援に?・・・とお思いでしょ~が・・・そ~じゃ~ない・・・
そのチ~ムの応援というよりも・・・
ひとりの選手の応援にである・・・
彼はワシの視界になかなか登場しないのである・・・
攻撃の際・・・一打席一打席終わるたび・・・ほんの一瞬登場するのである・・・
その際・・・彼は常に全速力・・・
手を抜かないその姿は・・・見とる側も気持ちええのである・・・
見とるっつっても・・・
スタンドの観客のなかで・・・彼に目を向ける人が何人いたであろ~か・・・
ほとんどの観客は・・・白球の行方に釘付けである・・・
たぶん・・・彼の両親とワシくらいかな・・・
彼は背番号18番・・・バットボ~イなのである・・・
その彼の応援にワシは足を運んだのである・・・
数日前・・・選手でも応援でも雑用でも一生懸命やれっつって檄をとばしたワシに・・・
『はい・・・がんばります!』
檄をとばした以上・・・この目で見たくなったのである・・・
それはグランドに立つレギュラ~だろ~とバットボ~イだろ~と・・・
甲子園を目指す選手としてなんの変わりはないのである・・・
与えられた役目をはたしてるかど~か・・・
一生懸命にやっとるかど~か・・・
そこが問題なのである・・・
自分の役目を十分にわかっとるのか・・・
グランドに立つ選手のサポ~トに全力を注ぐ姿は・・・
親なら・・・涙もんだと思われる・・・
試合中・・・一度も気を抜かず・・・
与えられた役目を一生懸命果たす姿は・・・
約束ど~りの『がんばります!』である・・・
全速でバットを拾いに走り・・・そして全速でベンチにさがりの繰り返し・・・
そこに曇った表情はまったく見られないのである・・・
彼の頑張りは・・・
勝ちたい・・・一心である・・・
勝つためには・・・レギュラ~も控えの選手もスタンドの応援も・・・
手を抜く事はゆるされないのである・・・
とかくレギュラ~がクロ~ズアップされるスポ~ツ・・・
もちろんレギュラ~をつかみとった選手にはあっぱれの拍手を送りたい・・・
レギュラ~をつかむまでにはさまざまなドラマがあったことだと推測する・・・
ただ・・・裏方の選手にだっておなじよ~にドラマがあるのである・・・
試合は・・・見事一点差で勝利・・・
相手との力の差はほとんど互角・・・
ひとつ勝るとするならば・・・
父兄の暑い暑いたくさんの応援がすこしばかり勝ったことか・・・
互角の戦いでは・・・応援の力が後押しするのである・・・
目には見えない力が・・・勝利を呼ぶのである・・・
もちろん・・・
けして目立たない・・・
バットボ~イの頑張りも・・・
勝利を呼ぶ力に結びついたことは言うまでもない・・・。