長いこと店やっとると・・・
ど~しても忘れられない印象深い客人がおられるのである。
今から・・・もぅ22年くらいまえか・・・?
かぁ~ちゃんに連れられてよく来とったな・・・
その当時・・・彼女はまだ小学校に上がるか上がらんかくらいだったな・・・
すぐ下の弟は彼女について歩いとったわな・・・
そんで生まれて間もないもぅひとりの弟を抱っこして店に来とったわな・・・
抱っこする姿がなんとも危なしかったのを覚えとる・・・
弟がなんか触ろうとしたら・・・優しく注意してくれとったわな・・・
いっつも目を配らせて・・・商品をかまわんよ~にしてくれとったわな・・・
少々おとなしめだけど・・・弟たちの立派な教育係だったわな・・・
そのおかげか・・・弟たちもみんないい子にしてくれとったな・・・
なぜかその彼女の姿が別格に印象深いのである。
あれから・・・20数年・・・
彼女は29歳になったそ~な・・・
あのころの面影を残したべっぴんちゃんである・・・
愛想のよさも申し分ない・・・
ワシの期待を裏切らず・・・
それ以上のええ娘さんになっとった・・・
彼女は花の東京でもまれとるらしい・・・
夢を掴み取ることはできんかったかもしれんけど・・・
君はだいじょ~ぶ・・・
20数年ぶりに見る・・・彼女は・・・
なんか輝いて見えた。