ワシは気が長いほうである・・・
『ウソつけ~~』・・・と言われても・・・
ワシはそ~思っとる。
いきなり・・・おじぃ~さんの登場である。
『さわでぃ~かぁ~』って入ってきて・・・
『このまえタイのチェンマイまで行ってきたわ』
『最近・・・タイのニュ~スでもちきりだね~』
『子供作らせて・・・』
おじぃ~さんはニコニコ顔で話を続ける・・・
『まぁ~それもビジネスで現地の子らは喜んじょ~わね~』
『よくあることで・・・』
『たいしたニュ~スじゃないわね~』
『金 金だわね・・・』
・・・
ここまでは・・・
まぁ~70を超えとるよ~なおじぃ~さんだし・・・
ワシらの世代は基本年輩の方々には敬意を表する世代であるしな・・・
けぇ~~と思いながら・・・
はぃはぃって聞いたフリほどしとったわ・・・
そこからである・・・
『まぁ~』
『現地の子らは金さえもらえば喜んでなんでもするわね・・・』
『そぎゃんもんだわね・・・』
・・・
ガマン…ガマン・・・
客だし・・・かなりの年輩者だし・・・
じじぃ~の言うことも少しはある・・・
現実にお金で動く現地の子は多い・・・
けど・・・
そこにはお金で動かざるおえない状況がある・・・
そこにはお金でなんでもしないと家族が生きていけない現実がある・・・
それを知って言っとるのか知らずに言っとるのかはわからん・・・
言うの忘れとったけどこの時点で・・・ワシの中で・・・
おじぃ~さんからじじぃ~に変わってしまっとったわな・・・
その後もじじぃ~は話を止めない・・・
そして・・・
『あのこらは犬猫と一緒だわね~~』
プチッ
ワシの中でじじぃ~からクソじじぃ~に変わった瞬間である・・・
“はぁ~~~~”
“ちが~~ね~~~”
“おぃ・・・あんたしゃん話しに来たかや~~~~~”
ってしゃくったら・・・
帰った・・・
厳密に言うと・・・帰らしたが正しいのかもしれん。
人を差別したり見下した物言いは年輩者であっても許せない・・・
高齢者にしてはめずらしくたわけたことを言うクソじじぃ~だったな・・・
さぞかしお偉い方なんだろうな・・・
そのたわけたこととはワシの常識であって・・・
クソじじぃ~の常識ではなかったってことである・・・
人の考え方はいろいろである・・・
人様の考え方をとやかく言うつもりはない・・・
ただ・・・
CHIANG MAIの空間ではワシの常識とワシのものさしで常識を計らせて頂きたい・・・
ワシは日々・・・客人には大変感謝をしとる・・・
けど・・・けして『お客様は神様です』とは思ってない・・・
許せない客人にはそれなりに対応させて頂く・・・
金を使ってくれるけんて・・・愛想を振りまくことなんかできん・・・
ウチに来てくれる客人は・・・
ほぼ100%常識人である・・・
怒ることなんかめったにない・・・
でも現実に何年にひとりくらい常識なし人が来る・・・
そんな時は遠慮なく・・・
“帰れ”って言わせて頂く・・・
つ~か・・・
そんな店でありたいと思う。