『おっちゃん・・・まるくなったね・・・』
『昔はなんか怒られそぅでおぞかったもん・・・』 (おぞかった=恐かった)
だとや・・・。
自分では全くわからん?
いつでもまるいつもりでおったけどな・・・?
ワシの思いとは裏腹に・・・
ど~やら・・・客人にはそぅは見えてなかったよ~である。
そもそもウチは店であって・・・
なんにもないのにお客さんを怒るなんてことはありえん訳で・・・
ただ・・・その昔は・・・
中高生の客人も多くてな・・・
ほんの一部の客人の話だけど・・・
商品で遊んだり・・・粗末に扱ったり・・・
マナ~の悪い奴らもおってだな・・・
そ~ゆ~連中は・・・
『帰れっ』ってつまみ出したりしとったわ・・・。
そんな話が大きくなって・・・
怖いとかのイメ~ジが広がったんじゃないかや?
ワシも若かったし・・・元気があり余っとったし・・・
がむしゃらだった時代の話だわな・・・。
当時はまだまだバブルの時代で・・・
毎月新しい店がどこかしらでOPENするよ~な時代で・・
新しい店ができるのに比例して・・・
辞めていく店も多くてな・・・
なんか・・・食うか食われるかみたいな・・・
そんな競い合った時代だったな・・・。
今では常識ある大人の客人がほとんどなわけで・・・
帰らす客人なんか全くおらんわな・・・
もぅ・・・すっかり怒るなんてこと・・・忘れたわ・・・
ただ・・・
あまりにも非常識な客人が・・・もしいたとしたら・・・
昔と同じく・・・
『帰れっ』
って言える店でありたいと思う。