未だにあの頃の夢を見る。
『やべ~・・・今月あと100㎏足りん・・・』
『ノルマに届かん・・・』
『あそことあそこに特売うって・・・』
『あそこで頭下げて買ってもらって・・・』
『先日付けの伝票であそに納品させてもらって・・・』
『・・・』
『ギリギリなんとか達成か?』
CHIANG MAI をする前・・・
29年前の・・・数字に追われる日々の夢である。
当時はバブル
今の若者に・・・
バブルと聞けば・・・
楽して金儲けができて・・・物がバンバン売れて・・・
なんてイメ~ジをもっとるかもしれんけど・・・
たしかにものはバンバン売れるけど・・・
仕事の量はンハンパなく・・・
労働基準法もクソもなく・・・
午前様なんか当たり前だったわな・・・
そんで・・・
今では考えられんくらいノルマは高く・・・
よっぽど頑張ってギリギリで目標達成できるくらいのノルマが与えられて・・・
ノルマ達成者は優遇されて・・・
ノルマ未達成者は・・・メソクソで・・・
そんな社会で・・・
皆が四苦八苦・・・揉まれに揉まれた時代だった。
ただ・・・
やればやっただけの成果と評価を頂ける営業の社会は・・・
まんざら嫌いではなかったな・・・。
得意先のおばちゃん達は・・・
ちょぅど自分の子供らがワシの歳と同じくらいだったせいもあって・・・
『これ食べれ』とか『これ持って帰れ』とか言って・・・
えらく可愛がってもらってな・・・
店の惣菜をパック詰めしとるおばちゃんの横で・・・
惣菜をつまみ食いしたりしても・・・
笑って許してくれとったわな・・・
今はもぅ店もないけど・・・
HOKのおばちゃん達・・・
生活センタ~のおばちゃん達・・・
もぅおばぁちゃんになられとるんだろな。
大変お世話になりました。
先に書いたけど・・・
未だに夢に出てくるほど・・・
数字には厳しい世界で・・・
HARDな毎日だったな・・・
高校を出て7年務めて・・・その後退職して・・・
CHIAN MAI OPENしたわけだけど・・・
仕事の厳しさ
人とのかかわり
大変勉強させてもらいました。
今・・・
こぅしていれるのも・・・
あの7年のおかげなのかもしれん。