ちょっと目を離したすきに・・・
これである。


たまたま足を引っ張って遊ぶのを発見したワシは・・・
”こらっ”
“遊ぶもんじゃない”
その声に反応したお母さん・・・
鬼の形相である。
店の隅に隠れた子供の手を引いて・・・
ワシの前に・・・
『お店の人に言わんといけことがあるでしょっ』
子供も意地になって・・・口を一文字・・・
お母さん・・・
きちんと言いなさい。
子供・・・
一歩も引かず・・・だんまりである。
お母さん・・・
きちんと言うべきことを言うまで・・・
帰れません。
子供・・・
口を一文字のまま・・・涙目。
お母さん・・・
じ~~と子供の目を凝視。
子供・・・迫力に負けて・・・
ついには泣き出した。
お母さん・・・
凝視したまま・・・微動たりともせず。
子供・・・
小声で・・・
ごめんなさい。
お母さん・・・
お店の人に大きな声できちんと謝りなさい。
・・・
子供・・・
『ごめんなさい』
その間・・・20分ほどか?
悪いことをしたら・・・
しっかり叱る。
人に迷惑をかけたら・・・
しっかり叱る。
中途半端な怒り方では・・・子供は同じことを繰り返す。
そこに甘えは微塵もない。
真剣に叱る。
立派な教育だと思うのである。
怒るのではなく・・・
叱る
子供が大人になった時・・・
大きな大きな差になると思うのである。