イガグリくんのことを・・・
少々・・・書く事にする・・・。
CHIANG MAIの客人の・・・イガグリくん・・・
彼の職業は・・・機動隊である・・・。
彼の風貌は・・・
背が低く・・・童顔・・・
アタマは坊主頭・・・
いっつも・・・ニタ~としとる・・・
見るからに・・・弱弱しい・・・
“お前・・・大丈夫かい・・・?”
と思わせるほどの・・・
機動隊らしからぬ姿の・・・男である。
そんな彼は・・・まさに・・・
イガグリくんの名が・・・ピッタリである・・・。
その彼に出動命令である・・・
未曾有の大災害・・・
本来・・・人を助けるための職業ではあるが・・・
今回の職務は・・・遺体の捜索である・・・
なんとも・・・やりきれない・・・
辛い職務であろうことは・・・安易に想像がつくのである。
がしかし・・・それが彼らの仕事・・・
精一杯・・・職務を全うして頂きたい・・・。
最早・・・東北に向けて・・・
二回の捜索に出向き・・・全力を注ぎ・・・
帰って来たという・・・
彼が・・・ワシに言う・・・
『今回・・・だれひとり・・・見つけてあげることができませんでした・・・』
『次の任務では・・・ひとりでも・・・見つけてあげたいです・・・』
『家族の元へ帰らせてあげたいです・・・』
と・・・悔しい思いを口にする・・・
そして・・・再び・・・
東北へ向け・・・
職務にあたると言う・・・
“しっかり・・・頑張ってこい!”
ワシの言葉に・・・
ピンと伸ばした手をこめかみにあて・・・
敬礼をし・・・
『がんばります・・・』
『行ってまいります・・・。』
そんな・・・彼の後姿は・・・
イガグリくんではなく・・・
力強い・・・
立派な隊員だった。